不動産営業は、大きく分けて３つの業務があります。

①不動産仕入れの営業

個人の土地所有者より物件の仕入れをする仕事です。

土地所有者の中には、土地の扱いに困っている方もいらっしゃいます。管理ができない、造成工事を行わないと現状では売却も自分で使用することもできない、近隣土地所有者と相談しなければ自分の土地だけでは売ることも貸すこともできない、将来見込まれる相続への対応をしなければならない…。又、自分の土地の性質を知らず、将来支障が出ることをわからずにいる所有者もいます。

私たちの仕事は、専門家として所有者に自分の財産の性質を認知してもらえるよう説明し、事業展開する際には所有者や関わる方々の思いを伺い、最も有効的な方法をお伝えすることです。

私たちは所有者に対して、売却するだけの提案ではなく、現状の不動産を扱いやすい形に再生させることも提案していきます。つまり「不動産の動産化」それが不動産仕入れの仕事です。

②不動産業者への営業

既に売却依頼を受けている不動産業者からの物件仕入れです。

一般的に、普通の不動産業者も土地利用計画や開発許可等の許認可業務、造成工事の内容及び工事代が分からなくて、扱いに困っている場合があります。

このような不動産業者に対して、ＢＩＭがお役に立てるのだということを認知してもらい、今までは見向きもされなかった不動産を事業化していきます。

③不動産販売業務

自社の完成宅地を建築業者や一般顧客に販売していきます。ときには土地建物をセットで一般顧客に販売します。

また、一般的な仲介事業もあります。自社で完成宅地にしたものを建売業者に販売し、その建売業者が建築した建物を仲介で販売します。

人と関わる仕事なのでコミュニケーション能力が必要です。相手の思いをしっかりと受け止めて、自分の意見を正確に伝えられること。ＢＩＭの仕事に対する考え方をしっかり理解できていないと一般的な不動産業者と何ら変わりがありません。私たちは、不動産コンサルタントを行うという強い思いを持ち、土地所有者から信用を得ることが大事です。

不動産の知識やその周辺知識だけでなく、不動産を見る目を養うことも肝心です。経験と慣れが必要な仕事なので、経験者以外は入社して即戦力というのは難しいかも知れません。だからこそ会社は、しっかりと育成・サポートしていきます。勿論、本人の努力も必要です。しっかりとした心構えと向上心、不屈の精神力が必要です。

扱いに困っていた土地など、問題を解決できた場合、所有者様から大変感謝されます。相手から感謝され自分が役に立ったと実感できたとき、お金以上の達成感と満足感を得られ、自分の存在価値を認識できます。

また、普通の不動産業者では手に負えないと思われる物件を事業化できた場合は、誇りと優越感と達成感を感じます。

仕事を通じて、仕事に対する考え方と質が向上し、成長していく自分を感じることができます。

ＢＩＭが携わる仕事は、後世に形が残るものです。目に見える自分の歩みを残せます。子どもにも自慢したいですね。